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ノミダニ予防薬はしたほうがいいの?

A. ペットの体を思えばしない方が良い。

ノミ、ダニの害

 

 

家に昆虫を入れたくない飼主さんの心理が働くほか、ノミアレルギーが出たり、腸に寄生虫が付いたりします。

 

また、野生動物からダニを介して、血小板減少ウイルスの伝染も懸念されています。

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血小板減少ウイルス

 

 

瓜実条虫などの寄生虫は、健康上大きく問題になることはありませんが

 

ダニを媒介した血小板減少ウイルスなるものがヒトに感染して死亡例が出ています。

 

野生動物がウイルスを保有しているため、概ね野生動物がいる地域の問題となります。

 

そのため、野生動物がいる地域では、ノミダニ除けをする必要があると思います。

 

逆に、都会であれば、あまり心配ないのかもしれません。

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ノミダニ予防薬の種類と問題点

 

 

・スポット剤タイプ

 

薬の成分は安全ですが、体に染み込ませるための基材に問題があると思います。

 

基材は、ジメチルイソソルバイド、メチリジノグリセロール、第三石油類と書かれています。

 

毎月首に垂らしていると体中隅々まで染み込み、これらは蓄積して、最終的に中毒症状を起こす確率が多いにあると考えています。

 

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・食べるタイプ

 

石油などの化学物質を含まないため、スポット剤タイプに比べて安全です。

 

ただ、3か月持つタイプには副作用が多く感じているため、使わない方が良いでしょう。

 

1か月間のタイプでも、食欲不振になったり、下痢したりすることもあるので、なんらかの副作用があるかもしれません。

 

夏に体調不良になる子は、ノミダニ予防薬の開始時期と重なっているのでノミダニ予防薬が原因の体調不良を起こしているかもしれません。

フィラリア予防薬とセットで食べるタイプ

 

フィラリア予防の時期は地域によって変わりますが5月~12月の8か月間です。

 

一方ノミダニが寄生しやすい時期は、梅雨時期から秋の間、4~5か月程度なのでズレが生じます。

 

つまりセットのタイプだと、ノミダニ予防薬を服用させなくてもいい時期にも、服用させているのが現状です。

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ノミダニ予防と健康を天秤にかけるべき!

 

健康不安ある子には、ノミダニ予防薬を推奨しません。

 

逆に、野生動物がいるような地域や外飼育をしている場合は、ウイルス等運んでくる可能性があるので、ある程度は予防する必要があります。

 

共通して言えることは、環境が各々違う中で、不必要にノミダニ予防薬を使うことは、体を痛めるリスクとなっていることです。

 

「食べるタイプのノミダニ予防薬を、4月、6月、8月、各月使う」など工夫をして、行うと良いと思います。

 

→薬ではないノミダニ予防方法

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