知らぬ間に老けていく犬の手作りご飯 | 犬の手作りごはんのお勉強 | 福岡市のふるせ動物病院は安心できる空間づくりを行い日々営業しています

手作りごはんで毎日ササミがダメな理由

犬の手作りご飯は、犬の健康状態を維持しやすい消化に良い食事です。

昔で言う「猫まんまごはん」でも、病気になりにくいと考えていて、予防観点なら気軽に始めてかまわないと思います。

ただし、ひとつ注意しておくことがあります。

人が作ると、なぜか低脂肪にして、痩せさせたがることです。

肉食動物は糖質でなく、動物性脂肪で活動します。

もちろん、ヒトに近づき雑食よりになったとはいえ、バランスが重要であり

ササミばかりでは動物性脂肪が足りず

体の中の脂質ホルモンは少なくなり

脂溶性ビタミンも少なくなり

被毛や鼻の色は薄くなり

病気になりやすい体質となってしまいます。

筆者が幼少期から飼っていた犬の「猫まんまごはん」は、

脂質のしっかり入った残り物（揚げ物や炒め物）だったから

２０才近くまで若々しく生きてたのだと考えています。

もちろん、低脂質にしなければならない病気であれば、その場は低脂肪にして、症状を落ち着かせることをお勧めします。